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世界中で紀元前からビーズは高価なものとして取り交わされてきました。日本でも昔から「トンボ玉」として親しまれてきました。 トンボ玉というのはおしなべて「ガラスや石で出来た真中に穴があいているもの」ということなので、「トンボ玉」という種類があるわけではありません。
古く紀元前にはそうした穴に糸を通しただけの玉が、「権力や身分をあらわすものとして身につけられていたもの」が、ジュエリーと呼ばれるものに変化していきました。
ギリシャローマ時代にはもう既にモチーフにコインやカメオが使われていました。ゴールドや銀などの台座にのせガーネットなどの宝石が周りに使われ、自然界の題材をモチーフに作り出しています。
中世になると、キリスト教に影響を受けたモチーフが装飾品のトップに用いられるようになり、ハートなどの題材がステンドグラスなどの影響もあり、さらに色鮮やかに 使われるようになります。
ルネッサンス時代になるとさらに装飾品の価値は高まり、芸術品として認知されるようになります。
バロック時代になるとダイヤモンドなどの石自体に焦点が当てられます。ここで今現在ビーズアクセサリーで使われることの多い半貴石などの石は 影が薄くなってしまった印象があります。
ロココ時代になると、宝石にスポットがあたり、身分の象徴となります。 ダイヤモンドには通例銀などの土台が合わされ、他の石には金があわされるようになります。
ナポレオン時代には、ティアラとネックレス、ブレスレット、イヤリングなどがセットで組み合わされ、「パリュール」として正装の時には必須となりました。
ビクトリアン時代には絶頂期を迎えたのか、装飾は細分化され正装のときの高価なパリュールのほかに、普段使いの半貴石を使った低価格のパリュールも 作られるようになりました。この時代石を一つ一つ繋いで作るスタイルがまた復興したきた事もあり、大きく言えば技巧をこらした今のビーズアクセサリーの 源流のようなものかもしれません。
アールヌーボーになると、牛骨などの今までとは違った素材が現れ、ベルエポック時代になると、パールが今度は身分の象徴となってきます。
アールデコで今現在ビーズアクセサリーやシルバーアクセサリーで使われるようなアメジスト、ラピスラズリ、等の半貴石が今までの様式とはまったく違った 自由な発想で装飾の中にデザインされるようになります。
その後に続く経済不況などで、半貴石は安く生産できるということから定着しましたが、反面ダイヤモンドなどは富の象徴として現在ジュエリーという
格付けをされたのです。
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